まるなかや雑貨店 まねき猫×2

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地球が静止する日

2009/01/15 01:27

「地球が静止する日」を観る。キアヌ・リーブスってカッコイイよね。

内容。地球外生物の研究をしているヘレンはある日突然政府の機関に拉致されてしまう。実は今、まさに謎の物体がマンハッタン目がけて落ちてこようとしているのだ。ヘレンたちはその対策に極秘に召集されたわけである。計算どおりならばリミットは間もなく。事態を知る誰もが大惨事を覚悟したが、予定時刻になっても何も起こらなかった。その代わり、セントラルパークに謎の球体が現れる。球体の中から現れた不思議な物体に包まれていたのは、なんと人間。強硬な態度に出るアメリカ政府と違い、ヘレンは彼と穏便に対話を試みる。彼の名はクラトゥと言った。彼の目的は、人類がこれからも地球と強制するに相応しいか確認するため。しかし判断材料はどれもマイナスに傾くものばかりだった。宇宙からの使者の断罪に、人類は、ヘレンはどう対応するのか・・・。

そんな感じかなあ。
「トランスフォーマー」のような映画かとびくびくして見にいったが、意外や意外、比較的ストーリーはしっかりしていた。特に前半部分の、平凡な日常が謎の球体の出現とともに、世界的に人類がだんだん混乱していく様子は妙にリアルに感じられた。破天荒なハリウッドアクション映画にしては地に足が着いている感じ。外見人間まんまのクラトゥが脱走後、ヘレンに保護してもらおうと混雑する駅の待ち合わせ場所でちょこんと待つところはなかなか可愛らしくて笑ってしまった。

以下ネタばれ含みます。

でもクラトゥを説得するためにヘレンが引き合わせたノーベル賞受賞者の老科学者との対話のあたりから雲行きが怪しくなる。人類滅亡を阻止するためにはクラトゥたちの人類が危険分子ではない事を示すために「変わる」ことを要求されるのだが、「人類は変われる」ということを主張するばかりで、「どう変わる」のかがまったく明示されていない。
私見では、確かに愛するものと暮らす世界を守るためのヘレンの主張は正しいと思うが、「変わる」意識を一番持たなければならない政治的指導者が依然暴力傾向が見られ、ラスト近くでそのためにクラトゥたちはとても苦労することになるのだが、結局肝心の政治指導者たちに「変わらなければならない」という意識が植え付けられていないんだからこれから先も人類は地球を脅かす存在になるのでは?
現状のままではいけない。そのためには「変わる」ことを要求されている。しかしどう「変わる」ようにしていけばいいのかがわからない。なんか今のアメリカをまんま見ているみたいな気がした。

しかしヘレンと義理の息子との関係が非常によく描かれていて、特殊な事情でぎすぎすしているものの一番決定的に和解するシーンは、愛するものを失った痛みを共有し、お互いを大事に思いあう素晴らしいシーンだった。こりゃあクラトゥでなくとも一本取られたね。乱暴なストーリー展開もあるけど、ヘレンの心情がとても丁寧に描かれていた。

人間外の役はキアヌ・リーブスの右に出るものはいない。表情がないんだけど、不思議と暖かい感じがする。そしてスーツがよく似合う。やっぱりカッコイイ。ヘレン役のジェニファー・コネリーもきれいな人なんだけど、いい意味で普通な感じでよかった。人類を代表するのは、一番普通の人かもしれない。
映画記事全文TB:0CM:0
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